2008年11月29日土曜日

シマンテック:急激なアンダーグラウンドエコノミーの拡大を示唆

シマンテックは本日、「アンダーグラウンドエコノミーレポート」を発表しました。このレポートはインターネット上のアンダーグラウンドエコノミーについて詳しく解説したものです。アンダーグラウンドエコノミーはすでに世界的な広がりを見せる効率的な市場へと成熟してきており、盗まれた商品や詐欺関連のサービスが常時売買されています。その推定市場規模は百万ドル単位の数字になっています。このレポートは、2007 年 7 月 1 日から 2008 年 6 月 30 日までシマンテックのセキュリティテクノロジおよびレスポンス ( STAR ) 組織が、アンダーグラウンドエコノミーサーバーから集めたデータに基づいていますセキュリティソフト 比較

本レポート期間内に、シマンテックが観察した広告の潜在的な価値は合計 2 億 7,600 万ドルに上ります。この数字は、宣伝された商品やサービスの販売価格をもとに、広告主が全在庫を完売すればいくらの収益を得られるかを計算したものです。

広告数の多い商品第 2 位は銀行口座で、全体の 20% でした。盗まれた銀行口座情報の売値は 10 ドルから 1,000 ドルでしたが、その平均残高は 4万ドル近い数字です。この平均残高と盗まれて売りに出ている銀行口座番号の平均価格から計算すると、本レポート期間中に宣伝された銀行口座の潜在的な価値は 17 億ドルになります。銀行口座情報の人気が高い理由はおそらく、大金を入手できる可能性と、換金までのスピードにあります。あるケースでは、銀行口座情報を使い、インターネット上の追跡不能な場所にキャッシュアウト ( 換金 ) されるまで 15 分かかりませんでした。

アンダーグラウンドエコノミーで最も広告の多い商品はクレジットカード情報で全体の 31%を占めています。クレジットカード番号の売値はカード 1 枚につき 0.1 ドルから 25 ドルまででしたが、シマンテックが観察した盗難クレジットカードの利用限度額は平均で 4,000 ドルを超えていました。シマンテックの計算では、本レポート期間中に宣伝された全クレジットカード情報の潜在的な価値は 53 億ドルに上ります。

クレジットカード情報の人気が高い理由はおそらく、この情報の入手手段や利用方法が多彩で、詐欺に利用できるからです。クレジットカードはネットショッピングで簡単に利用できますが、取引が完了して納品されるまではネットショップもクレジット会社も、詐欺行為を見破って対処することは難しいのが現状です。またクレジットカード情報の販売にはボリュームディスカウントがあり、大量に購入すると値引きや増量といったサービスが受けられます。